10gという僅差を制したのは「執念」
「記念すべきMLF Japanの開幕戦で、表彰台の真ん中に立てたのは光栄です」と語った竹内一浩プロ。
諸事情により、今年の初釣りは3月に入ってからだったという。
しかし、各所で反応をしっかり得るあたりは、ベテランの経験がなせる技だろうか。
前日もプラクティに出ることは叶わなかったが、「ここで油断してはいけない」と、アナログの水温計を手に、本命エリアの水温を計測するという執念を見せた。
雪しろの影響で一時は水温6℃ということもあったが、水温計の水銀が指したのは10℃。
前日夕方でこの水温があれば、期待は高まる一方だった。
竹内選手もマットカバーをメインに撃っていったという。
O.S.P・ドライブビーバー3.5インチのリーダーレスダウンショットを主軸に、カバーの濃さで7gと 18gを使い分けた。
コ・アングラーの長谷川和紀選手がマットの直下で釣った情報を共有し、「入れすぎない、(カバーにラインを)持たせて誘う」釣りで二発。力を合わせてリミットメイクを果たし、川口直人プロを10g差で抑えての勝利となった。
なお、2位に川口直人プロ、3位に江尻悠真プロ、4位に今井新プロと、MLF Japan開幕戦はバスプロサポート契約選手の躍進が目立った一戦となった。